「髄膜炎菌感染症の流行」

 

今年も昨年に引き続き、流行性髄膜炎がブルキナファソ南部、南西部で猛威を振るっており、多数の犠牲者を出しております。
ブルキナファソ保健省は、今年に入って髄膜炎菌感染患者3,691名と死亡患者542名を発表しました。致命率は約14.7%に上っております。(3月6日現在)
ブルキナファソの45県中、Batie(Poni県)、Leo(Sissili県)、Sapone(Nahouri県)、Manga(Zoundweogo県)の各地域では流行閾値に達し、また Dande(Houet県)、Reo(Sanguie県)、Titao(Ziro県)、Zabre(Boulgou県)、Nanoro(Boulkiemde県)、Zorgho(Ganzourgou県)の各地域では警戒態勢に入っております。
同国では、保健省によって危機管理委員会が設置され、流行征圧手段を実施しておりますが、これからブルキナファソに入国し、上記の地域を訪れる方は充分な注意を要します。
また、伝染経路は飛沫感染によりますので、人混みの中に入らないなどの心がけが必要です。髄膜炎の予防接種は日本で受けることはできませんが、入国後、Ouagadougou (首都)において予防接種を受けることができます。(約5,000円)

髄膜炎に感染した子供(Ouessa の診療所にて)